Viveコンの履き方

 一億二千万人のイルカの人ファンの皆さん、ごきげんよう。わたくしはNajikoと申します。この度、イルカ人AdventCalendar2020に便乗して12月20日付の記事を担当することにいたしました。やるぞ。

 Viveコンを履く。それは一体どういうことなのか。

・必要なもの

1.Viveコントローラー

2.ViveHMD

3.ベースステーション

4.パソコン

5.スリッパなど

 最初にお断りしておきますが、この記事は今現在Vive以外のHMD(この記事ではQuest2)とコントローラーを使用していてかつ、アウトサイドイン方式のViveHMD一式(ベースステーション含む)が余っている人向けです。具体的には「無印Vive使ってたけどQuest2に買い替えた」など。フルトラを目指す時、普通はViveトラッカーを3つ買うことになります。しかし……アウトサイドインのViveHMD一式が余っていればその必要はないのです。1個でいいのです。それはなぜか?なぜなら、Viveコンはファームウェア書き換えでトラッカーとして使うことが可能だからです。そしてその方法については……

https://hoshigari-gamer.com/vive-controller-tracker-change/

こちらの方の記事をご覧ください。わたくしが発見したわけじゃないですからね、まあ、こうなりますわな……けどもし何らかの理由でリンクが切れてしまった場合永久に手順が分からなくなるので、こちらにも文字だけで手順を簡潔に書いておきます。

1.CドライブのProgram Files (x86)にあるSteamフォルダを開きます。

2.steamapps、common、SteamVR、tools、lighthouse、bin、win64と順にフォルダを開き、中にあるlighthouse_console.exeを起動します。

3.コマンドプロンプトが起動するので「downloadconfig」と入力しエンター。

4.拡張子がjsonとなっている、Viveコンのconfigファイルがフォルダ内にダウンロードされます。コマンドプロンプトは閉じないでおいて、このconfigファイルは書き換えるので、まずはバックアップを取ります。

5.書き換える方のjsonファイルをメモ帳などで開き、”device_class”:”controller”,と書かれているところの”controller”部分を”generic_tracker”と書き換えます。さらに一番下の方に進み……

"model_name": "Vive. Controller MV",
    "render_model": "vr_controller_vive_1_5",
    "revision": 1,

と書かれている部分をごそっと消して

"model_name": "Vive. Tracker PVT",
"render_model": "vr_tracker_vive_1_0",
"revision": 1,
"tracked_controller_role": "",

と書き換えてしまいます。

6.コマンドプロンプトで”uploadconfig 書き換えたファイル名.json”と入力してエンターを押すとファームウェアが書き換えられます。書き換えられたファイル名の部分は各自この度ダウンロードしたファイル名を入力してください。

7.”poweroff”と入力してエンターすると閉じます。

これで無事、Viveコンはトラッカーと化しました。おめでとうございます。なお、コントローラーに戻す時は”uploadconfig”でバックアップしておいた方のconfigファイルをアップロードすればOKです。

 さて、ここで一つ問題が。皆さんはViveトラッカーを持っていますか?持っている方はトラッカー1個の内容物を思い出してください。

Viveトラッカー1個、充電ケーブル1本、ドングル……

ドングル!!!

 そう、ドングルです。Viveコンをトラッカー化すると、ドングルがありません。これではSteamでペアリングすることが出来ません。ですが、心配することはありません。まさかこの記事を読んでやってみようとしている貴方はViveコンしか持ってないなんてことはないはずです。ないと信じたい。ほら、Viveコンを普段認識してくれているパソコンと繋がってる機器がきっとその辺に転がっていますね。はい。ViveHMDです。無印ViveでもproでもCosmos Eliteでもかまいません。Cosmosなどのインサイドアウトのやつはダメです。とにかくベースステーションを使用するアウトサイドイン形式のものならOKです。これらのHMDは普段Viveコンを認識してSteamと同期させてくれています。2個分のドングルが内蔵されているのです。ですから、例えばQuest2でこれらを使う場合……

1.Steamのconfigフォルダ内のdefault.vrsettings(よくdefault.vrsettingsをいじる旨の情報がヒットしますがこれは間違いです)steamvr.vrsettingsファイルをメモ帳などで開いて “requireHmd”: false, “activateMultipleDrivers”: true,に設定する(詳しくはここでは書ききれないので「Quest2 フルトラ」などで調べてみて下さい)

下の方にあるファイルです。

2.OpenVR-Space Calibratorを導入。(これも同上)これはコントローラの位置情報を利用してトラッカーの位置を補正するアドオンです。Steamのオーバーレイメニューから、一連のペアリングが済んだ後に使用します

3.Quest2でSteamVRを起動

4.ベースステーションをb、cの順に接続(電源を入れた時に中にデジタル表示されるアルファベットを確認してください)しViveトラッカーを1個ペアリング

5.ViveHMDをPCに接続(接続時にVivePORTを起動する設定は事前に切っておいてください。切っておかないとSteamVRがViveHMDに乗っ取られます)

6.トラッカーと化したViveコンをペアリング

という手順を踏む必要があります。HMDは実際に使う方とドングルの役割をするViveHMDの2台繋がなきゃならないわけですね。ViveHMDはHTC社の要らぬ気遣いにより、接続しただけで勝手にSteamVRを起動してHMDを有効化させてしまいます。Oculusと併用する際は気を付けて下さい。

 そして、実際にわたくしが使用しているものがこちらです。

 完全にViveコンを縛り付けていますが、固定が緩いとブラブラするのでしっかりと固定することをお勧めします。今回の場合電源ボタンを下にして縛ってしまっているのでONにしにくいですが……また、当然重量があります。Viveコン自体がかなりデカいのでこうなってしまうのも致し方ないところではありますが、あまり出っ張った状態で固定すると蹴り飛ばして破壊することになりかねないので十分に注意してください。この画像の物はビニールひもでグリップ部分を、先端部分は100均で売っている万能バンド(マジックテープがついている伸びるベルト。2本で100円で汎用性が高いです)を使用しています。

 こちらは実際にViveコンを履いてインした時の様子。

全身で腰が曲がることをアピール

 ヨシ!のポーズはみんなやりがちですが、床の安定性と筋力によっては難しいこともあります。

感涙に咽びながらヨシ!

 フルトラッキングはこうした導入手順やセットアップの煩雑さはありますが、筆舌に尽くしがたい臨場感をもたらしてくれます。Viveコンを履く際の細かい設定や注意点はこの記事ではとても全部解説しきれませんが、使用する手順はこの記事の通りなので、記事内の各手順のいずれかを詳しく検索すればとりあえず「何が分からないかわからない」ということはないかな、という感じです。ごめんな!!!特殊な例ではありますがこの記事がフルトラを目指す一助になれば幸いです。よいVRライフを。メリークリスマス。

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