ローファーが好きなだけではない話

 Najikoです。マンスリーNajikoのお時間ですね。

前書き

 今回わたくしは新しく靴と衣装を製作しました。それがこちら。

https://booth.pm/ja/items/4211927

ど頭から宣伝していくスタイルです。

ミントちゃんは黒セーラーよね

 これを見ると「あー、セーラー服作ったんやなー」と思われると思いますが、今回もセーラー服から作ったのではなくローファーを作ったからそれに合うセーラー服を作りました。まあ、そう……ローファーといえばセーラー服ですよね。

 ストラップシューズを作ったらローファーも作らないと、なんか片手落ちのような気がしました。前回わたくしが作ったストラップシューズはすごく平べったかったですが、ローファーはもう少しふっくらしています。そう、ストラップシューズがクワガタならローファーはカブトムシ。両方揃ってこそ、癖の森の王者になれるというものです(?)

 けど前回の記事で「ローファーは非常にいいものがある」みたいなこと言ってたのに結局自分で作ったNajiko。なんでやねんという話ですが、これを見ればさらに混乱すること請け合いです。

これが例の良いローファーです。はい。非常に良いです。疑う余地はありません。わたくしが作ったやつみたく無駄にポリゴン数を割いてもいません。けど、つま先が尖ってます。
え、つま先は尖ってるもの? うん……そうなんですけど……つま先は丸っこい方が嬉しいじゃろ?

こちらはわたくしが作った方。はいドン。つま先が丸っこいですね。嬉しい!!!!

なんでじゃろな……おおよそ人類の99.99%以上は理解できないのではないかと思いますがわたくしにもわかりません。こっちの方が踏んだ時の面積が広いからかな。その辺の話はまあいいです。今回はもっと役に立つ話があります。

役に立つ話

 ローファーを魅力的に仕上げたいと思ったら、前回わたくしが作ったストラップシューズのように一様に凹凸のないエナメル質ではなく、革の質感を出す必要があります。ところが、これはmatcapだけでは実現できません。じゃあ超ハイポリゴンで革の細かい凹凸まで作り込んだモデルをノーマルマップにベイクするか? と言われるとそんな高度なモデリングはできないしやってられません。わたくしZbrushとか持ってないし。残る手段はテクスチャ作りになります。

 「物体に質感を与える」にはよく「サブスタンスペインター使うといいよ」をいう話を聞きます。実際、サブスタを使えばかなり幅広いテクスチャ作りが可能……らしいのですが、Zbrush同様サブスタもわたくしは持ってません。持ってないというか、Adobeとサブスク契約してないわけですね。じゃあ契約しよう、というのも悪くはないのですがboothでせっかく作ったもの売ってるのにAdobeに毎月お金払ってたらあっちゅう間に大赤字になってしまいます。いや別に、儲けを重視してるわけじゃないんですけどね。でもいずれにせよそんなにしょっちゅうモデリングしまくってないし……ちと痛い出費です。

 かくなる上は、自力で革のテクスチャを貼るしかありません。そこで必要になるのはタイリングされた革のテクスチャパターンです。これは調達するのが実はけっこう難しい。自分で革を撮影するか? CGで作るか? いや……あとは、素材サイトで買うとか……困りました。どれもパッとしません。
「あー、こんな時リテイク無限でタイリングされたテクスチャをお出ししてくれる頼れるアシスタントがいたらなー」
と思っていると……あ、いた!!!!!
そう、最新お絵描きAIのStablediffusionくんです。

a green hair girl with cat ears eating ramen noodles(img2imgの出力結果を合成済)

なにもStablediffusionくんはラーメンを食べる猫耳の少女を描くためのツールではありません。
指定さえすればパターンテクスチャやmatcapまで作ってくれます。早速お願いしてみましょう。

なお、Stablediffusionの導入と使い方はこちらを参考にしてください。

https://gigazine.net/news/20220907-automatic1111-stable-diffusion-webui/

画像をタイリングしてくれる機能があるのでそれをオンにしつつ、適当に「leather texture」などと指定していくらか試してみます。

いいのが出てきました。これは512×512で出力されていますが、テクスチャは2048×2048なのでこれを16個並べて背景とし、そこに展開したUVを並べていきます。すると……

このつるっとした靴が

こうして革の模様がついたものになりました。

これをさらにUnityに放り込んだら今度はmatcapとノーマルマップを設定していきます。ノーマルマップは、先ほど作成したテクスチャを元に
http://cpetry.github.io/NormalMap-Online/
こちらのサイトで作成しています。

せっかくなのでmatcapもAIに作ってもらいましょう。今度はタイリングはせずに「leather matcap, sphere」などと伝えると……

はい。なかなかいいのが出てきました。余白があるので真ん中の球体だけトリミングしてもいいのですが、今回はこのままの方がなんかいい感じになったのでそのまま使っています。そしてテクスチャ、ノーマルマップ、matcapをUnity上でマテリアルに組み込んでいくと……

ジャン。縫い目もノーマルマップでうまい具合に凹凸が出ています。これだと解像度が低くてちょっとわかりづらいですね。VRCで直接見てみましょう。すると……

完成!!

Adobeにめちゃめちゃお金払わなくてもぱっと見なかなか良い質感のものができました。わたくしにはこのくらいで十分です。フレンドと「Stablediffusionがあればサブスタ要らずだねアッハッハ」などと適当なことを言っていましたが案外やってみるもんですね。

なお、セーラー服の方も……

このように単色で塗られたあっさりしたスカートが

靴同様布のパターンテクスチャを出力し、ノーマルマップを設定することでしっかりと布地の質感を得ることができました。ちょっと粗いですけど、遠目に見れば「ああ、布だな」という感じがするのでいいと思います。

さらにStablediffusionは、

こんなのとか

こんなのも出力してくれるので

こことか

ここに貼り付けてワンポイントも作れます。万能。

実は靴底もAIが描いてくれています。フフフ。

あと書き

ワァーサイコー!!!

まあ、そんな感じです。できれば、わたくしが作った靴がこういう趣味の方のもとに届いてくれると嬉しいです。供給も増えるし。セーラー服も無難にかわいくできたので、「フツーの半袖のセーラー服着たいなー」という方も是非(結局宣伝)

ではわたくしは夜勤に行くのでこの辺で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。