アバターお手軽メタリック化

 おはこんばんちはっていつから言わなくなったんでしょうね。みんなのアイドル、Najikoです。

黄金アバター・PC編

 さて、今回の記事で紹介するのはこちら。はいドン。

 黄金のアバター!! いいですよねぇ、黄金。いや、黄金ではなくても結構です。金属の質感が出したいわけです。

 オブジェクトを金属のような質感にするにはどうしたらいいのか? 勝手がわからずに適当な設定をしてもなかなかうまくいきません。そんな時はきっと必要なものが足りていないのです。そして、必要なものは以下の通りです。

1.Metalicの設定ができるシェーダー

2.テクスチャのNormal map

3.金属のMatcap

実はStandardで設定ができるのですが、わたくしはSunao shaderを使っています。こちら。

https://booth.pm/ja/items/1723985

 ではまず、アバターの地の色から調整していきます。いわゆる「色改変」となります。各種ペイントツールなどでテクスチャの色を調整してください。具体的には黄金なら黄色いアバターに、銀色なら少しねずみ色に、ブルーメタリックみたくしたければ青に……といった感じです。今回のメネちゃんの場合、メタリック処理を施さなければこのようになります。

 この色だと、光源が白い場合は黄金というよりかは真鍮とか黄銅みたいな色になります。「応募者全員サービスでもらえる限定バーションのやつ」とよく言われます。男の子ってこういうの好きなんでしょ……? で、このベースのテクスチャが完成したら……

 こちらのサイトでNormal map化します。Normal mapって何、というと、表面の凹凸を表現する時に使うテクスチャマップです。このサイトでは凹凸の感じを数値で調整しながらNormal mapを作成することが出来ます。

http://cpetry.github.io/NormalMap-Online/

 一番左の画像のところをクリックすると画像が取り込めます。(Hight mapを選択した状態でOKです。)真ん中上のスライダーで強度をいじれます。完成したら下のDownloadからダウンロードしましょう。

 Normal mapがない状態ではMetalicが有効でもこんな感じです。ここで一番上のMain Color &Texture MapsのNormal mapのところに先ほどのサイトで作成したNormal mapを入れると……

 ジャン。元テクスチャとNormal map化したテクスチャが違ったのでNormal mapを入れた時だけ手描きのポッケが浮き出てしまいましたが、それ以外にも表面がざらざらした感じが出ているのがおわかりいただけるでしょうか。これができたら次は下のEnable Reflectionを設定していきます。

 Enable Reflectionにチェックを入れると、Reflection maskとMaterial Capture(Matcap)にそれぞれ画像が設定できるタブが出て来ます。

 Reflection maskに入れるテクスチャは、テカテカさせたくない箇所を黒く塗りつぶしておいたものを用意して入れましょう。何も入れないと容赦なく面全体がテカテカします。そして、下のReflection Enviromentでテカり具合を調整できます。ここは実際にいじって確認するのが一番いいでしょう。

 問題は下のMatcapです。ここが黄金になるかツヤツヤのプラスチックになるかの瀬戸際、といったところです。Material captureのところに入れるのは質感を上書きするための画像で、例えばここに金属みのあるMatcap用画像を入れればどこにいてもその金属の質感で描写されるようになります。ひとまずはフリーで公開されているMatcapを使うのが手っ取り早いです。

 またこちらの記事に従えばUnityの拡張エディタで、スフィアに描写したテクスチャをキャプチャして自分で作ることもできます。

 実際にMatcapを設定するとこのようになります。

 しっかり黄金の感じが出ています。余談ですが、Reflectionを設定するとワールドの光景をアバターが反射して映し出すようになります。が……どうもワールドのライティングによって反射するワールドとそうでないワールドがあるようで、反射しないワールドに行ったときは上の写真のように反射面にMatcapの画像が映し出されます。UnityのScene上ではSkyboxを映し出すため、写らないワールドでの見え方をテストしたい場合はLightingタブからSkyboxのMaterialをNoneにして何も映らないようにしなければなりません。

 Skyboxを有効にするとこのように映りこんでいるのがわかりますね。

これにてテカテカ金属アバターの完成です!

黄金アバター・Quest編

 で、上で紹介したのはPC用アバター編なのですが、Questでは黄金の感じにできないの? と思われた方、朗報です。Questでもmatcapを使って金属の質感を出すことが出来ます。そのための設定がこちら。

 VRChat/Mobile/MatCap litというシェーダーを使えばOKです。Questではアバターに使えるシェーダーが厳しく限定されていますが、このシェーダーは使用可能です。そして、画像のようにメインテクスチャの他にMatcapを設定することが出来るのです。PCで使えるシェーダーと違ってNormalmapやMetalicの細かい設定はできませんが……

 完成するとこんな感じ。マスクも使えないので、金属っぽくしたい箇所はメッシュが分かれている必要があります。大味ではありますが手軽であることは間違いないので、Questでも金ぴかを目指したい人はぜひ試してみてください。

 以下おまけ。

 はじめはMetalicだけ有効にしていたのでせいぜいこんなもんでした。ツヤツヤテカテカしてるだけなので、ドラゴスライムみたいな見た目になっています。

 その後、一通り設定したのがこちら。完全に呪いをかけられて全身が黄金と化してしまったこんちゃんですね。まあ、これはこれでいいのですが……

 マスクを利用して皮膚と目の部分の金属化を避けました。Normal map次第ではまだまだ金属感が出せそうな気はするものの、なかなかいい感じです。白飛びが激しいDeep Blueのワールドでも質感が維持され、Sunao shaderの元々の特性で皮膚部分の白飛びも起きていません。ただし……

 Bloomが強いワールドにいくとこうして光り輝くこともあります。うおっ、まぶしっ!!と言われたらそっと隠れましょう。

 いかがでしたか? と書くとアフィリエイトみたいでアレですね。何はともあれ、これでアバターに限らず色々なものをリアルな金属にして遊んでみましょう。今日からあなたもVR純金資産家です。 

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